うなぎの栄養
うなぎ栄養素 名称 特徴・効果
1 タンパク質(うなぎ100gの含有量・・・23g / 1日の理想摂取量・・・50~60g)
たんぱく質は病気に対する抵抗力をつける上でも非常に重要である
2 ビタミンA (うなぎ100gの含有量・・・5000μg / 1日の理想摂取量・・・750μg)
ビタミンA には、レチノールとβ-カロチンの2 種類がある。レチノールは、
3 ビタミンB1(うなぎ100gの含有量・・・0.75mg / 1日の理想摂取量・・・1.1~1.4mg)
不足すると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすくなる。
4 ビタミンB2(うなぎ100gの含有量・・・0.75mg / 1日の理想摂取量・・・1.2~1.6mg)
過酸化脂質を分解する働きがあり、
5 ビタミンE(うなぎ100gの含有量・・・4.9mg / 1日の理想摂取量・・・8mg)
別名「若返りのビタミン」と言われる。
6 ビタミンD(うなぎ100gの含有量・・・1.9μg / 1日の理想摂取量・・・5.5μg)
カルシウムの吸収を助けビタミンDは骨の成長に必要な栄養素で、骨折や骨粗鬆症を予防する。
7 カリウム
代表的な作用は、血圧降下作用。不足すると、高血圧をはじめ、無気力になったり夏バテ、不整脈や心不全を起こしやすくする。
脳卒中、高血圧、糖尿病に効果がある。
8 カルシウム(うなぎ100gの含有量・・・150mg / 1日の理想摂取量・・・600mg)
ミネラルの中でも最も多く体内に含まれており、骨や歯をつくっている栄養素である。
妊娠、肩こり、骨粗しょう症(骨粗鬆症)などに効果がある。
9 鉄(うなぎ100gの含有量・・・0.8mg / 1日の理想摂取量・・・7.5~10.5mg)
半分以上が赤血球中のヘモグロビンの成分となり、各細胞へ酸素を運ぶ動きをしている。
慢性疲労、冷え性、貧血などに効果がある。
10 カルシウム(うなぎ100gの含有量・・・150mg / 1日の理想摂取量・・・600mg)
カルシウムは、ご存じの通り骨や歯を作り不足すると、骨折や骨粗鬆症のリスクが高まる他に、イライラし 怒りっぽくなる。
11 ミネラル 亜鉛(うなぎ100gの含有量・・・2.7mg / 1日の理想摂取量・・・7~9mg)
不足すると、メタロチオネインが不足し、ストレスへの感受性が低下しないので、精神的な疲れが高じてウツ状態になったり、
極端な場合には、突発的な暴力行為に走ってしまうことがある。肝機能、痴呆症、味覚障害に効果がある。
ビタミンCが含まれていませんので うなぎを食べる時はビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると、よりバランスの取れた「最強の食事」へとランクアップします。
うなぎは「高カロリー」なイメージがありますが 確かにうなぎの脂肪量は100g中24gと数値だけみると、少し多めです。が、うなぎの脂肪は身体に悪い脂肪ではありません。
「不飽和脂肪酸」といって、コレステロールを抑制してくれる良脂肪です!その他、うなぎに含まれるEPAやビタミン類にも「コレステロールや中性脂肪を抑えてくれる働き」がある。
うなぎのカロリーですが、うな丼だと約624Calになり成人男性の1日の摂取カロリーが2,000Calですので、そう高いカロリーでは有りません。
しかも他の丼だとカツ丼で1,199Cal、天丼で852Cal、親子丼で663Calです。こうして比べてみると、うな丼は以外に低カロリーです。
うなぎは ニンニクや高麗人参より活力成分(アルギニン)が多い
活力を生む成分アルギニンいつまでも健康に、過ごしたいと言うのは、誰もが願う事であります。しかし現実問題としては、年齢を重ねるほどに気力も体力も衰えがち。生涯現役を目指す上で、生きる力の源となる活力不足は、今や国家的問題と言えるかもしれません。
この活力に働く成分として注目を集め、今日本での消費量がぐんぐん伸びているアミノ酸がアルギニンであります。
うなぎ、ニンニク、高麗人参など古来より滋養食として知られる食物に多く含まれるこのアミノ酸は、まさに活力の源と言える存在であり運動前に、元気が欲しい時に、スタミナ補給に、役立っています。
アルギニンの働きは、多岐にわたり、人間が活動するエネルギーを生み出すとともに、滞りがちな全身のめぐりにも関わっています。
人間の身体の役20%はアミノ酸 アミノ酸は身体の基本であり筋肉や内臓、血管や皮膚、毛髪や関節組織など、人間の身体の約20%はタンパク質で出来ているそのタンパク質を構成しているのがアミノ酸です。つまり、体重50㎏であればそのうち約10㎏がアミノ酸ということになります。
アミノ酸には500以上の種類がありますが、人間を構成するのはそのうちの20種類。
それらは体内で作ることができないため、食事で摂る必要のある「必須アミノ酸」と、体内でほかのアミノ酸から作られる「非必須アミノ酸」にわかれる。このアミノ酸が数十から千以上、複雑に組み合わさったのがタンパク質で、身体の各部位を形成したり、生理作用を営む際に使われたりしています。
中でもアルギニンは「条件付き必須アミノ酸」と分類される特殊なアミノ酸。その理由は、基本的には体内で合成されるものの、活力が必要な時や高いストレスに晒されているなどには、アルギニンの消費が激しくなり、体内での合成が追いつかなくなるため、必須アミノ酸が必要となります。アルギニン(活力系アミノ酸)を1日推奨量 1500mg摂るには うな重1人前(120g分) ニンニク約3個半分(150g分) 高麗人参約3本分(150g分)でありニンニクや高麗人参よりうなぎが一番摂りやすい事がわかると思います。
うなぎは栄養豊富な究極の美容食!
DHA(ドコサヘキサエン酸)
(うなぎ100gの含有量・・・1350mg / 1日の理想摂取量・・・500~1000mg)
脳や網膜などの神経に多く含まれ、頭の働きを良くしてくれます。脳が発達する乳幼児期に積極的に摂取したい栄養素です。また、成人後だと認知症の予防にも役立つ。
EPA(エイコサペンタエン酸)
(うなぎ100gの含有量・・・750mg / 1日の理想摂取量・・・500~1000mg)
EPAにはコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、血液をサラサラにして血液・血管を健康にし、脳梗塞や高血圧などの病気対策として効果的。
うなぎは「マルチビタミン」と言っていい程、とにかく様々なビタミンが多く含まれ中でも特に多いのが、ビタミンAとビタミンEです。
ビタミンAは肌の新陳代謝を促進し、老化を防止する働きがあり、乾燥肌の人や張りの良い肌に若返りたい方 にぴったりです。
ビタミンEは強力な抗酸化作用や血液の循環を良くしてくれる作用があり、皮膚の新陳代謝を高め、メラニン色素が沈着するのを防いでくれます。
シミやそばかすの予防につながり、美肌効果、美白効果が期待できる。
加えて、うなぎの皮周辺にはお肌をぷるぷるにして、潤いを与えてくれるコラーゲンが多く含まれますし、ビタミンB2には美髪効果もあります。